週刊「儲け創り」通信 〜創刊130号&131号 2006年2月26日&3月5日〜 チーフ 経営コンサルタント(儲け創り人) 望月 隆之 この週刊「儲け創り」通信は、船井総合研究所の望月隆之が、経営者、ならびに経営幹部の皆様に、「儲け創り(=経営=マネジメント)」のポイント をお伝えしていくものです。 |
今週の「儲け創り」のヒント | |
「経営者進化支援」 1、経営と経営者
2、経営とは その@望月隆之が考える経営の本質 3、経営とは? マーケティング(市場創り)の本質 マーケット(市場)の構造を見ればわかるように、マーケティングとは、売り手と買い手の間に「Win−Win」の関係を創る商品(&サービス)を創ること=市場創りのことです。 商品のプロ、営業(=販売)のプロで起業する。 オーガナイジングの本質 社員を育成するということは、部分最適でしか考えない社員を、全体最適で考えられるようにしていくと言うことです。部分最適と全体最適が完全に一致している(はず)創業経営者に近づけていくと言うことです。 オーガナイジングのプロで起業する経営者は、ほとんどいない。ほとんどの場合、経営者となってから初めて学ぶ「ゼロスタート」 オーガナイジングは、業種や、規模などによっては、マーケティング以上に重要。オーガナイジング(≒社員のモチベーションアップ(≒社長のリーダーシップ)≒ココロとカネ)の重要性を、しっかりと認識しよう。 「カネ」に代表される待遇面で「良い職場」を提供することも、もちろん、大切だが、「ココロ」に代表される社内風土面で「良い職場」を提供することのほうが、より重要。そして、社内風土を創るのは、経営者。社員のモチベーションは、経営者とのコミュニケーションの良し悪しで、高くもなれば、低くもなる。 車で言えば、マーケティングがエンジンなら、オーガナイジングは、エンジンの力をタイヤに伝えるシャフト。タイヤにあたる社員にエンジンの力が伝わってはじめて車は動く。 顧客がして欲しいことを察して、行うことがマーケティングとすれば、オーガナイジングは、社員がして欲しいことを察して、行うこと。 社員だって、「ココロを持つ生身の人間」であることから、改めて認識し直すところから、社内コミュニケーション=社員のモチベーションアップ=オーガナイジングを始めよう! 「明るく迫る」 「公の人格」を創り、実行すること。 顧客と接するのと同じように社員と接すること。 「1:1.6:1.6の二乗」 「やらされ感⇒やりたい感を創る」 「納得感が人を動かす」 「自己重要感」がモチベーションの源泉。人を動かしたければ、「自己重要感」を与えよう。 リーダーシップの源泉は、「餌付け−ション」。身銭を切って、食事を共にしていますか? 4、経営とは? 5、経営とは? 会社の利害関係者(ステークホルダー)すべての欲求を満たす「トレードオン経営」を目指そう! 「儲け」という漢字は、「信の者」と書きます。 6、経営とは? 7、経営とは? コストとは、カネ、ヒト、モノ、時間などのこと 自己紹介 株式会社アイケイ(ジャスダック上場) 経営者の進化が、経営の進化(≒業績向上)を実現する! 経営(者)進化支援 「単に業績向上策を教えるだけ」ではなく、 望月隆之 1961年東京・渋谷生まれ。1984年法政大学経済学部卒業後、東急ハンズ(有店舗小売業、住関連中心)、日本生活協同組合連合会(無店舗小売業、食中心)を経て、1997年株式会社船井総合研究所に入社。消費者向け(B2C)の生活関連ビジネスにおいて、年間売上3億から100億の成長ステージにいる企業に対する経営(マネジメント)コンサルティングを得意とする。特に、株式上場を目指す、もしくは、「上質な経営」を目指す企業における「経営の実質(⇔形式)創り」支援を中心テーマとして、マーケティング(市場創り)から、オーガナイジング(組織=人創り)に至るまで、仕組み(=やり方)と意識(=あり方)の改革を行い、その結果として、営業利益を増加させることを得意とする。経営コンサルティングにおける信条は、「形(=やり方)を創って、魂(=あり方)を入れる」 連絡先 日々の経営コンサルティングの現場からの情報発信! |
今回、初めて、お読みいただいた方々のために、「儲け創り=経営」に関する望月隆之の基本的な考え方をお伝えします。 経営とは、「儲けを創り続ける事」です。それでは、ここで言う儲けとは、「顧客に満足していただくという意味でのパフォーマンスをアップし続けることと、そのパフォーマンスをアップすることにつながるコストは使い、逆に、つながらないコストをカットすることにより、その結果として、コスト総額をダウンし続けることから産み出されるもの」です。したがって、ハイパフォーマンスオペレーションとローコストオペレーションの組み合わせ=顧客の満足創りと、そのために必要なコストは使い、必要ではないコストをカットするという意味でのローコストを飽くことなく追求し続けることによって、粗利を付加し続けることこそが経営と言えます。つまり、顧客にとっての高い価値=満足を創り続けることが経営です。ということは、そのためのコストは、期待できるお買い上げ額に対する一定の比率以下であれば、いくらかけてもいいし、逆に、そのためにならないコストはたとえ1円であってもムダであり、そのような視点で様々な経営判断を行なうのが経営者、もしくは、経営幹部の仕事です。特に成熟した消費社会である日本市場においては、単なる価格訴求のローパフォーマンス=粗利を削減し続けることによる顧客の満足創りは、成功し続ける経営とは呼べません。さあ、皆さん、ハイパフォーマンスをローコストで実現し、「高顧客価値創造⇒高粗利益創造⇒高社員価値創造⇒高企業価値創造」経営を実現し続けましょう! |
望月隆之の事業理念 私がこの聖堂(≒事業)を完成させることが出来ないことは悲しむべきことではない。私は年齢を重ねていく。代わってこの聖堂(≒事業)を再び始める他の者たちが現れるだろう。このようにして、聖堂(≒事業)はさらに壮麗なものになろう。 (アントニ・ガウデイ「ガウディの言葉」より) ⇒ ミレニアムプロジェクトジャパン (MPJ=日本発千年(=永遠)計画)への情熱の起点がこの言葉にある。 |
望月隆之の座右の銘 一期一日 一期一会 強い心と明るい心で生きていく。 |